ブレイクダンスをやっていく上で出来ると便利な基本技、それは「倒立」ですね。
フリーズも上手くなりますし、1990や縦系など、逆さになってやる技を覚えやすくなります。
倒立とは逆立ちと違い、手から足まで一直線で止まっている状態のことを言いますが、正しい倒立が出来ているBboyは殆どいないと思います。
そこで今回、正しい倒立の仕方について解説していきたいと思います。
(この記事は長い為、2ページで分割しています)
倒立のレクチャー動画
こちらで詳しく解説してあります。
倒立のコツは?
倒立のコツは3つあります。
「手の付き方」「肩入れ」「身体の締め」
です。
では一つ一つ解説していきましょう。
手の付き方
地面に手を付ける際に気をつけなければいけないのは
「両手の幅」と「手の向き」です。
まず、両手の幅ですが、肩幅にしてください。
続いて、手の向きは、真っ直ぐ前にしましょう。
ただし、開脚倒立(足を大きく開く倒立)の場合は、これよりももう少し手幅を開いた方がやりやすいです。
肩入れ
肩入れとはその名の通り、肩を入れて倒立の姿勢を正す行為です。
倒立は、両手から足まで一直線になっていないとだめなんですが、
肩が前に出てしまうことによって、背中も曲がり、いわゆるエビ反りのように姿勢になってしまいます。
これは倒立ではなく、俗に言う「逆立ち」になります。
この肩入れが出来ないと、安定して倒立を止めることが出来ません。
ちなみに、体操経験者以外の殆どの方はこの肩入れが出来ていません。
では見ていきましょう。
肩入れができていない逆立ち
これがダメな例です。
肩が前に出ている、身体がぐにゃぐにゃになっています。
これは初心者にありがちな逆立ちです。
肩入れが出来ている倒立
これが良い例です。
肩が手の上にきちんと乗ってる為、真っ直ぐ綺麗な倒立になってますね。
肩入れを覚えるには
まったくの初心者が肩入れを一日で覚えようとしても、出来るようにはなりません。
何故かと言うと、肩を入れる為には肩の柔軟性が必要だからです。
肩を柔らかくする為には、風呂あがりに両腕を組んで後ろに引っ張ったり、両手を壁につけて首を深く入れて、肩を伸ばすのが効果的です。
こんな感じ。
毎日15秒~20秒、息を吐きながらやってると大体2ヶ月ぐらいでかなりの柔軟性を身につけることが出来ます。
ただし、毎日、きちんと15秒以上やることです。テキトーにやっても柔軟性は身につきません。
あと、肩入れを身につけるためにハローバックの練習をやるのも効果的です。
特に卍のハローバックの練習をオススメします。これやると、大分肩がやわらかくなります。
(顔が酷いのでモザイクをつけました笑)
身体の締め
3つの目のポイントは身体の締め。
あれです、寝てる時に先生に怒られてハイ!っとなるあの漫画のシーンみたいな…(分かるかなw)
全身をビシっと!するんですが、特に重要なのは下半身です。お尻を締めて、下半身を引き締めます。
手の付き方、肩入れ、身体の締めが出来るとこんな感じに一直線の綺麗な倒立になります。