お疲れ様です。
ストリートダンサーの増加に伴い、ダンスバトルのイベントがだいぶ増えてきましたね。
最近では、ダンスをやってない人がダンスバトルを主催するなど、
ますますダンスバトルイベントの需要は高まってきていると思います。
でも、ストリートダンスのイベントってどうやって主催すればいいのか?
集客や内容の部分で悩む方が多いと思います。
ということで、100名程集まるbboyバトルイベントを何度か主催したことのある管理人が、
ストリートダンスバトルイベントを上手に開催するコツについてお伝えします。
①練習会に参加する
ストリートで練習していると、練習会に行く機会が増えてくると思います。
大体10人~20人ぐらいの規模で、公民館みたいなとこを借りて開かれる訳ですが、
ダンスバトルを開く前に、練習会に何度か参加して雰囲気を掴んでいきましょう。
特にダンサー以外がダンスバトルを開く場合、
ストリートダンサーの風習とかルールが分からないで経営者目線で開催してる場合が多いと思います。
ダンサー以外の人が一番てっとり早くダンサーの雰囲気を掴むのに適しているのがこの練習会です。人数も少ないから、より身近にストリートダンサーのイメージが湧くと思います。
ダンサーだったらただ練習会に参加するだけじゃなく、知り合いを増やすのが大事です。
色んな練習会に行って、ダンサーの人脈を増やしていきましょう。
最近ではSNSに練習会の告知がばんばん流れています。自分に合ってそうな練習会に積極的に参加しましょう。
②練習会を開く
練習会で知り合い増やして、仲良いダンサーが増えてきたら、自分で練習会を開きます。
どのような練習会を開くか、場所はどこで行うか、告知をどのようにやるかってのは、他の練習会を真似て、あとはコンセプトだけ自分なりに考えて開けばOKです。
この練習会で、10人~20人ぐらい集めればいいと思います。
数が多すぎるのも収拾がつかなくなるので考えものです。
何度か練習会を開くと、徐々にイベントを開催するイメージが湧いてきます。
③身内バトルを開く
練習会を開いて集客のコツを掴んだら、次は身内バトルを開きます。
これは練習会の延長で、今までやっていた練習会にバトルコンテンツを入れていきます。
参加者は知り合いをメインに集めます。
人数は20人~40人ぐらいが理想ですね。
身内バトルを開く上で大事な点は以下の4つ
1:でかいイベントと日にちが被らないようにスケジュールを調整する
2:受付、MC、DJ、ジャッジ などのスタッフは身内から選ぶ
3:場所は参加人数に適した場所を探す
4:赤字にならないように工夫する
2のスタッフが大事で、身内で固めることによってアットホーム感を出しましょう。
例えば、MCとジャッジが仲良い同士だと、MCが弄りやすかったりします。
より身内感が出て楽しいですね。
身内バトルは一応イベントなので、スタッフには義理を考えて報酬を払いましょう。
身内バトルと言えど、その時間に働いてもらうのでお金は出せなくても打ち上げの飯は奢るとか
参加費用は500円程度にして、気軽に参加出来るように心がけましょう。
あ、ここで経費の話をします。
例えば参加費用500円で30人集まったとします。
500円×30人=15000円。
が、イベントの売上です。
この15000円から場所代、スタッフ代、賞金を出します。
場所代が5000円だとして、優勝賞金は3000円、残り8000円からスタッフ代を出します。
ストリートダンス界ではMCやDJよりも、
ジャッジに多くお金を払うという風習があります。
これは僕の先輩から聞いた話ですが、
ジャッジ=神様
です。
ジャッジの方は神様だと思って対応しましょう。
身内バトルではお友達価格で3000円ぐらい渡せばいいと思います。
残りのMC、DJ、受付、主催で小さい額を山分けというのはよくある話。
いずれも小さい額ですが、赤字にならないように工夫しましょう。
④ダンスバトルを主催!
身内バトルで小規模イベント主催のコツを掴んだら、
いよいよダンスバトルを主催します!
まず人数ですが、ちゃんとしたイベントであれば
最低でも参加者、観戦者含め40人は欲しいですね。
次にバトルのコンテンツ、これは何をメインのコンテンツにするかがとても大事です。
僕が過去に主催したイベントでは、
1on1をメインコンテンツにして、サブコンテンツを3on3とか、クルーバトルにしていました。
このメインコンテンツには力を入れましょう。
賞金を上げたり、イベントの雰囲気をメインコンテンツに合わせましょう。
集客については、SNSでの告知は欠かせないでしょう。
Twitter、Instagram,Facebook,LINEのタイムライン、
を有効活用して、数ヶ月前から徐々に情報を流していきます。
この「徐々に情報を流す」のが大事で、ジャッジやMC、DJが抜けていて決まっていなくとも先に日程を告知することで、参加者の予定を埋めてあげるのがコツ。
これは僕の実体験ですが、LINEやSNSで告知するより、
参加して欲しい人に直接会って、参加を促した方が来てくれる確率は圧倒的に上がります。
やっぱり文章だけじゃ、イベントの雰囲気は伝わりにくいですね。
そうなった時に、イベントのプロモーションビデオを作るってのもいいですね。
僕はプロモーションビデオを作ってYouTubeに上げてました。
そして告知文にこんな雰囲気です、と付け加えていましたね~
(こんな感じ)
これは無料ソフトで作ったのでだいぶクオリティが低いですが(笑)、知り合いにプロモーションビデオを上手く作れる方がいればその方に頼むのもいいでしょう。
ただ、PV制作依頼は結構高いので、
これもまた知り合いのツテを作って安く作ってもらうのが大切。
ただまぁ、ビデオを作るのは結構時間も掛かるし労力も食うので、そこは要相談ですね。
ダンスバトル主催で一番大事なのは??
ダンスバトルの主催で一番大事なこと。
それはジャッジです。
ジャッジをどう決めるかが、イベント成功の鍵を握ります。
実績と知名度がある人をジャッジで呼ぶのは大事。
なぜなら、イベントに来た人はジャッジムーブを見る事が出来るからです。
先程書いたように、ジャッジは神様です。
イベント主催陣のジャッジへの気遣いは半端じゃありません。
自分は前日から飲みに連れていったり、打ち上げをタダにしたりなどして、気持ちよく帰っていただくように色々工夫しました。地方だと特に、遠征で来ていただく場合が多いのでその辺のフォローは大事。
また、タイムテーブルでのジャッジムーブの時間には注意です。
早い時間にジャッジムーブをすると、ムーブが終わったら満足して帰る人がいます。
準決勝前ぐらいにジャッジムーブを挟むのが理想ですね。
ダンスバトルの経費まとめ
ここに書いているのはあくまでも目安です。
主な経費
賞金:30000円~
箱代:30000円~
ギャラ
MC:10000円~
DJ:10000円~
ジャッジ(3人の場合):15000円~ ×3 45000円
合計:12万5千円
(地方だともうちょい安いです)
入場料が1人2000円(ドリンク代抜きで)だとしたら
赤字にしない為には、63人は集めないといけません。
100人集めたら7万5千円の儲けですね。
200人集めたら27万5千円の儲けですね。ウマー
一番高いのは箱代ですね。3万円と書いていますが一番安い所でです。
お友達価格とか、定期的に主催するとかでなんとか安くできるよう工夫しましょう。
また、クラブで主催する場合はエントリー費とは別に、
ドリンク代が500円掛かりますが、もちろんそのお金はクラブのオーナーに渡します。
この経費以外でも細かい所を挙げると、打ち上げを奢ったりとか、ジャッジ用のペン、エントリー用紙、クリップボード、トーナメント表の紙、色々あります。
エントリー費用
100名規模のイベントの場合
1人2000円~3500円(ドリンク代込み)
関東だと2500円が平均でしょうか。
3000円を超えてくるとちょっと高いので、学生は躊躇すると思います。
地方だと集客が大変なのか、ちょっと安くなって2000円が平均ですね。
参加者のドタキャン防止法
ストリートダンスイベントだとありがちなドタキャン。
イベント主催陣からしたらたまったもんじゃないですね。
そんなドタキャンをどうやって防げばいいのか?
ドタキャン野郎には、ペナルティを与えるのが良いでしょう。
告知の文に
「無断キャンセルされた方には、次回のイベント参加はお断りさせていただく場合がございます」
「当日キャンセルは、エントリー費の100%をいただきます」
「ドタキャンされた方の情報を共有させていただきます」
いずれかの一行を入れておきましょう。
この文書は結構効きます(笑
特に一番効くと思われるのが、「情報共有」ですね。
コミュニティの狭いダンス界で悪評が広まるのは、一番ダンサーが恐れてることでしょう笑
また、イベント前日に参加者全員に電話をするのもかなり効果的です。
電話に出てドタキャンする奴はまずいないでしょう(笑)
複数人でイベントを主催する時は注意!
沢山人数の集まるイベントを開けるようになると
俺もイベントを主催したい!って名乗る人が出てきます。
そうなった時に注意しなければならないのが、イベント主催陣の上下関係です。
ここが崩れると、イベントのコンセプトを決める時に揉めます。
イベントが上手くいくと、嗅ぎ付ける輩も出てきます。
下手に人を入れると荒らされます笑
一緒にイベントを主催する人は慎重に決めましょう。
地方だとダンスバトルはブルーオーシャン??
関東に来て気づいたんですが、関東はダンスバトルだらけです。
特に最近はめっちゃ増えています。
でも、地方だとまだまだ少ないですね~。
地方でバトル開けば儲かるんじゃね?笑
この記事を見て、地方でイベントを開催する方が増えれば幸いです。